若大将シンポジウムに参加する
レポート
STOP THE ALLERGY アレルギーのコントロール あなたと医師が 一緒になって アレルギー週間記念シンポジウム |
日時 2月25日13:00〜16:00 会場 北九州市総合保健福祉センター |
《若大将からこのレポートに関して一言》 このシンポジウムは、アレルギーに悩む一般の皆さんに正しい知識を身に付けて欲しいと アレルギー専門医の先生方から、ボランティアで開催していただいております。 というのも、アレルギーに関しては特に、医師と本人や家族が協力し合って治療していかなければ 十分な成果が上がらないものだからです。 そういう意味でも、「このような会に参加できない方々にも皆さんから教えてあげて下さい。 また、教えられるようにしっかり聞いて下さいね。」と西間先生も以前からおっしゃっておられました。 という訳で、私は、このサイトを通じて皆さんに少しでもお役に立てればと考えております。 毎年レポートを書いておりますので(多少重複することはありますが)、今回は、以前に書いていない 内容や印象に残った部分だけを私の言葉でレポートしています。 日本アレルギー協会 一般会員 須崎弘己 |
私の自宅から車で2時間、開会時間よりかなり早く北九州市総合保健福祉センターに到着。 まずは、腹ごしらえラーメン大好き若大将はラーメン専門店を目指す。やっと見つけた店は かなり狭く経験から味は中クラスと見た。 「ラーメンと餃子下さい」と注文すると、叔母さんが「にんにく入れます?」と聞かれる。 いつもの週間で「入れてください」と言ったものの、すぐ「今日は、駄目だった。入れなくていいです。」 と訂正。若大将は、にんにくに目がない。 味はというと、ピンポン!やはり中クラス。とりあえず満腹(実は、少し足りなかった)になったところで 会場へ、徒歩10分 さすがは、福祉に力を入れている北九州市、障害者の方も安心して使える建物だ。 エレベーターは広くて乗りやすい。階数や上に行くのか下に行くのかなど全て声で知らせてくれる。 もちろんタバコの臭いもしない。柱は、クッション材がはめ込んでありぶつかっても痛くない。 まずは、コーヒーを飲もうと自販機へ、コインを入れるところはアジャスタが付いているためトレイに 乗せるとコインは間違いなく機械の中へ。さらには、車椅子の方も買いやすいようにボタンも通常の 位置と別に下の方にもある。ロビーの横の部屋は、介護機器の展示場。 いざ、会場の講堂へ入室。 約100人くらいは座れそうな大きな部屋、正面には、シンポジウムの看板と演台、長テーブル3台 スライドを映し出すスクリーンがセットしてある。勿論きれいで明るい会場だ。 開演30分前には30人くらいだった会場も、開会5分前にはテーブルが追加設営されるほどの盛況 ぶり。頭の良さそうな紳士、買い物のついでにでも来たような、おばさん。上品なご婦人、親子連れ 若大将の視線が止まるような美人、私と同類のおじん、いろいろな方が参加されていた。 これほど、統一性の無い人間の集まりも珍しい。 アレルギーに関心(悩み)がある人は、さまざまで幅広い年代にわたるという証拠だ。 いよいよ開演 |
まず、日本アレルギー協会九州支部長 石川先生の開催の 言葉から始まった。 非常に気さくな先生で、楽しい時間にしましょうという言葉が、 私の緊張を解き放ってくれた。 1966年2月20日、石崎公成、照子両博士によって、 アレルギーを引き起こすIgE抗体が発見され、診断や治療法が 飛躍的に進歩したとの説明があった。 いまや1万人以上のアレルギー研究者が、一所懸命、改善策 |
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を考えてくれているそうだ。 アレルギーは、体を守る為にでる「免疫反応」だが、何故それが病気になるのか? そういう事を考えながら聞いて下さいとの言葉があった。 |
つづいて、耳鼻咽喉科の鳥谷陽一先生の花粉症について の講演が始まった。 アレルギー性鼻炎についての話、花粉症を防ぐには めがねやマスクの使用 また、季節性「花粉症」などの短期的のものと、通年性 「ハウスダスト、ダニ」のものがあり、前者が成人に多いのに 対し、後者は小児に多いが、一緒に症状が出る人もあるとの 言葉が非常に印象に残った。 アレルギー性鼻炎の中の20%が小児喘息で、小児喘息の |
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中の60%はアレルギー性鼻炎だそうだ。 とにかく、原因の抗原を確定しそれを除去および回避し、薬で治療することだそうだ。 ダニの除去は、 1.掃除 掃除機は高性能のフィルターがついたものや排気が出ないものを使用しないと 何にもならない。 2.畳とじゅうたんカーペットの組み合わせは最悪で、ソファーやぬいぐるみも出来るだけ避ける。ふとん カバーは、ダニが通りにくい高密度カバーを使う。 3.高温多湿は避け25度以下で湿度も下げた方がいい。 等のアドバイスもあった。 |
小児科の西間先生は、小児喘息とアレルギーに ついての講演だ。 アレルギーのもと IgE抗体は、子供に作りやすく、 妊娠4ヶ月〜6ヶ月頃から、ダニ、食べ物に関係 あるそうだ。 また、身内に喘息がいる人は、いない人に比べて 7倍の発病率らしい。 また、小学校までに発病しなければ、 まあまあ、安 心らしい。 |
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また、喘息の発作は圧倒的に夜起きやすため、あまり十分な睡眠が取れていない。 それで、昼間ボーとしていることが多く、その人の評価が下がることもあるそうだ。 やっぱりダニだなあ 1番面白かった話が、ペットの話だ。 ペットは、やはり飼わない方が良いそうで、患者さんに「ペットを飼うのを止めなさい」とアドバイス して、後日聞いてみると「もう飼っていませんよ」との返事だが、まだ買っている事は見え見えらしい。 それはそうだろう、ペット好きな人は飼わないでいられるはずが無い。 そこで先生は、「週に1度は必ずシャンプーとリンスをして上げなさい」とのアドバイスに変えたそうだ。 これでもかなりの効果があるそうだ。 とにかく年間の死亡者が5,000人とも6,000人とも言われる喘息。「予期できなかった」という事らしい そこで、先生は、医者、家の人、患者がそれぞれに連携して対処することが大事だとおっしゃったのは このシンポジウムのサブタイトル「あなたと医師が一緒になって」と合致している。 また、激しい運動も危険で、むしろその運動を急に止めたときが危ないらしい。 その点、プールは体にそう負担がかからず、やはり、適した運動らしい。 とにかく西間先生は年間2,000人の患者を診ていらっしゃるのことだ。
しい効果を利用しない手はありません。」という言葉です。 私は、ステロイドの副作用を画一的に指摘し、それを逆手にとって商売するアトピー商法のことを連想しました。
さえある。
だという事で、特に心臓に影響が出やすいそうだ。 しかし、うまく利用すると効果が大だそうだ。
私は、わたしの布団までも否定されたような気がして「そうは言われますがホコリがたちやすいふとんよりホコリが出ない布団のほうがいいんじゃないですか」と、つい興奮気味に言ってしまいました。 そこで先生は、「それはダニハウスダストの意味でしょ、その点は大事なことです。私が、清潔すぎと言ったのは菌の問題です。」 よく考えてみればそのとおり、私の勘違い。しかし、布団のハウスダストを考えるのは大事なことと言われた事は私のやっている事は間違いではなかったという確証を得た感じでうれしかったです。 また、ダニが一番考えないといけないポイントだとも再認識しました。 私の使命は、ダニを寄せ付けずほこりが出ない布団作りだ。ますます、やる気がでて帰りました。 しかし、帰って1番にした事は晩酌。 イヤですね、酒飲みは・・・ |