講演のお二人目は・・・
2)「喘息:成人」
講師:岩永 知秋先生(国立病院機構福岡病院長)
発作時の気管支拡張治療オンリーから予防治療重視へ
答えは・・・
声がれ、カビ対策としては吸入後の「うがい」を行うと良いらしいです。
良い薬と良い道具(治療器具)が必要という意味です。
吸入ステロイド藥を発作時以外にも予防治療として続けることが大事!
吸入ステロイド藥の普及により死亡者数も減って来たことが明白な左のグラフ。
だから、気道の好酸球性炎症を吸入ステロイド薬で抑える必要がある。
底辺の炎症(気道の好酸球性炎症)が改善してくると気道の収縮(発作)も減って来る。
リモデリングも起きにくくなり喘息治療の目標に近づく。
だから平常時でも吸入ステロイド藥で気道の炎症を抑える治療が必要。
ステロイド薬という言葉は副作用が強い怖い薬という誤ったイメージがはびこっているが
医師の処方通りに使えば安全で効果的な薬(吸入ステロイド薬)!
吸入薬は患部だけに届く治療だが経口薬や注射薬は全身に回ってしまう。。
だから、吸入ステロイド薬の副作用はほとんど心配ない。
そりゃぁ、そうでしょうね(^^ゞ
65歳以上の方は特に注意!
遅ればせながら・・・「気道のリモデリング」とは、発作をくり返すことにより気道壁が
厚く硬くなることです。こうなってしまうと難治化します。
だから、それを予防するためにも吸入ステロイド薬が重要視されるわけです。
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